例が思いつかない

自分の想像力の無さに驚く。空気になりたい凡人です。

次の学術記事を書くためにある概念の身近な例を探していたが、コレガまぁ見つからん。ひょっとしてこいつら、特定の状況を考えるためだけに一般化して他に何に使うかなんて考えてないんじゃなかろうか。それぐらい論文とかも漁っても出てこない。こんなやばいやつらだったとは。とはいえ、そんなこいつらにも使い道があるはず。それを探すのもまた研究者の仕事だろう。

こうしてみると、数学は何の役に立つかわからないと言う主張も納得できる。一つの使い道のためだけにできた道具を一般化しているケースが多いのだから。でも、案外自分の専攻分野で無理やり使ってみたら新しい結果が得られたりして。(そんなわけない)

現場からは以上です。

 

今日のやつ 上限下限

上で言ってた使い道がほとんど思いつかなかった奴ら。これらは、半順序集合において上界の最小値、下界の最大値のことである。例えば、範囲「0<x<3」とする実数の半順序集合についての上界は「3<=x」、下界は「x<=0」である。なので、この範囲の上限は3、下限は0である。

そんでこいつら本当に解析学の収束系の概念でしか見たことがない。有界単調収束定理、一様収束の定義、外測度の定義等々。他に何か使い道ないかなぁ。